弁護士のブログBlog
月影の いたらぬ里は なけれども
- 2018-08-21
月影の いたらぬ里は なけれども
眺むる人の 心にぞすむ
と詠まれたのは,浄土宗の開祖,法然上人。
昨日,亡父の一周忌の法要を,
縁あって,分不相応にも,
初代尾張藩主・徳川義直公の母君「お亀の方」の菩提寺,
相応寺の本堂で営ませていただいた。
その際,相応寺の住職がくだすった手拭いに,前掲・句が,書かれていた。
「月の光」は,ご本尊・阿弥陀如来の「救いの光」の象徴で,
単に,「月をみる」=「念仏(南無阿弥陀仏)を唱える」だけで,
本願(極楽浄土での往生)が果たされる趣旨,とか。
由緒あるお寺は,由緒ある文化財であふれている。
板の扉に鶴の絵が・・・
住職には,
「○年に1度の,京都・清水寺から譲与された,千手観音像のお披露目のときは,私にも案内状を送って頂戴ね!」と,頼んでおいた。